猫と暮らしと

4匹の猫とのんびり暮らし

猫砂の粉塵問題 驚愕の埃の量とまぁちゃん月命日

今日はまぁちゃんの月命日です。
またたびのお香にちょびがものすごく反応しています。

先日、ちょびの体重が2キロになったと書きました。
まだまだ小さくて軽いけれど、でも2キロといえばまぁちゃんは亡くなる頃その2キロを割っていました。
翔ちゃんとぽっちとの間くらいの体格なのにその重さ。いかにがりがりに痩せてしまっていたか。
まぁちゃんの最期の頃と、これからすくすく育っていく子の同じような重さを抱いてなんだか不思議な気持ちです。

最近になって気づいたことがあります。
ちょびがトイレに入ると頭を真っ白にして出てきます。
もぐらのように砂に潜りながら掘り進んでいくので、この子はそういう癖があるんだなぁなんて簡単に考えていましたが、ちょびの小さな鼻の穴に青い塊が。

うちで使っている猫砂は「トイレに流せる固まる紙砂」で、濡れた場所の色が青く変わるタイプのものです。
ちょびの濡れた鼻(の穴の際)で猫砂(の粉)が濡れて固まってこびりついている というわけです。

これは・・と思い、100円ショップに行き、洗った野菜の水切りなどに使うザルを買ってきて砂をふるってみました。

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左側に溜まっているのがたったこれだけの砂の量から30秒ほどふるっただけで出た粉です。こんなにたくさん!驚きました。

慌てて調べてみたところ、この微粉塵が人間や猫の肺に入ると膨潤して危険なんだそうです。実際に人間も猫もそれが原因で喘息や結膜炎などを起こしたりしているという声をいくつも読みました。
まぁちゃんと20年も暮らしておきながらそんな知識もなかったのかと情けなく、深く反省しています。

まぁちゃんの小さい頃はまだ猫砂も今ほどいろんな種類はなく、いわゆる鉱物系の砂が主流でそれを使っていました。
濡れると固まるので、その部分を取って捨てるものです。
しかし調べてみるとこの砂も目に入ると結膜炎を起こしたり、どろっとした目やにを出したりするようです。

まぁちゃんは小さい頃からしょっちゅう目薬が必要でした。目に砂が入ってしまったことも確かにありました。
自然の砂とは違い、固まる成分があるので粘膜についてしまうと大変なんだということを、どうしてその時もっと深く考えなかったのかと今思い出しても悔やまれます。

そのうち猫砂は紙を圧縮したトイレに流せるタイプのものに変え、それをまぁちゃんが亡くなるまでずっと使っていましたが、以前ほどではないにしても目薬をやっぱり処方してもらいに動物病院へは何度か行っていました。
目薬が必要だということを猫砂と少しでも結びつけて考えていたとしたら、この時この紙砂にこれだけの粉塵があることに気づけたかもしれません。

しばらくの時間が過ぎ翔ちゃんをもらったときも、新たに全てを揃え直したのに猫砂はまぁちゃんの時に使っていたものと同じものを何も考えずに選んでいました。
そのまま現在に至ります。

まぁちゃんには本当に申し訳ないことをしました。気づいてあげられなかったこと、もっと快適にしてあげられなかったこと、そのせいで苦しい思いをさせてしまっていたかもしれないこと。
いつも目薬をしていたんだもの、そこで立ち止まってしっかり原因を考え、追求すればよかったんです。
かわいがっていたつもりで、大好きだったつもりで、でももっと先にすべきことがあったんです。

真っ白な頭で鼻を詰まらせてにゃーと鳴くちょびの小さな姿を見ると、それでも悔やんでばかりはいられません。
今日は心の中でごめんねと繰り返しながらペットショップやホームセンターをぐるぐる回ってきました。
一刻も早くこの子達の健康を守らねば。
「トイレ、こんななんだよー!」と身をもって教えてくれたちょびのおかげでやっと気づくことが出来たのですから、無駄にしてはなりません。

猫はみんな多かれ少なかれ掘るのでどうしても埃は舞うけれど、体に害のあるものは出来る限り取り除いてあげたい。
人間にとって猫砂の「固まる」という機能は後始末も簡単でおしっこの回数や量も把握しやすく便利ですが、ひとたび体に入ると大変なことになります。
しかし実際に売っている猫砂はこの固まる機能がついているものがほとんど。
それならば出来るだけ粉の出ないものを選びつつ粉をふるってから使っていこうと思い、今までと同じタイプの粉塵の少ないという評判の砂を数点を試してみることにしました。

それから、何かが少しでも変わることをとても嫌がるぽっちが時間をかけてでもいいから受け入れてくれることを願って、「おから」で出来た砂も買ってみました。
匂いもあるし触った感触も違うので抵抗がある猫さんは全く使ってくれないらしいのですが、粉塵も少なくいい商品のようなので期待しています。

今時のシステムトイレに使われているような木片チップは、粉塵が極めて少なく自然のものなので安心して使えるようなのですが、尿の状態が常にチェックできないという難点があるため躊躇しています。
まぁちゃんが若い頃に結石や膀胱炎にもなったことがあり、それ以降は日々の回数や量を確認しながら気をつけるようにしていたので、おかしいなと思ったらすぐ病院に連れて行くことが出来るこの習慣は無くしたくないなと思っています。
吸い込んでしまう粉塵も阻止しなければならない問題ですが、それが出ないことと引き換えに尿チェックが出来ない砂になるというのもまた悩ましい問題です。
私にかかる手間などなんら厭わないんですが・・。

バランスのとれた、猫たちが快適に使ってくれるものに巡り会えますように。
便利な機能より、まずはとにかく猫の健康優先の商品を精一杯探したいと思います。