猫と暮らしと

4匹の猫とのんびり暮らし

まぁちゃんお参りと、猫の避難場所

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昨日まぁちゃんのお参りに行ってきました。
やっぱりよく晴れていました。
桜の木は今にも芽吹きそうなくらいふっくらしています。
ずいぶん暖かくなりました。

まぁちゃんには先日の地震でみんなを守ってくれたお礼を言いました。
そして、これからも起きるであろう大きな地震でも皆がバラバラになることなく、家でぎゅっと仲良く寄り添って生きられるよう守ってくれないかとお願いしてきました。

私の頭の中には阪神淡路大震災の映像やその翌月訪れた時の光景、東日本大震災の映像が常にあります。
本当に衝撃的な出来事でした。
阪神淡路大震災の時はしろさんが大阪にいました。
大事な人をなくすかもしれない恐怖感でいっぱいで、それと同時にその恐ろしい光景に震えながら、それでもテレビで流れる映像から目をそらしてはいけない気がして連日ずっと凝視し続けていました。

こうして猫たちを見ていてもまさに今それがここで起き、目の前でこの子が流されていき、この子が下敷きになりつぶされてしまい、この子に火が回ってしまい、この子が割れた窓から飛び出して転落してしまう光景が現実のもののように延々と頭の中で繰り返され、その想像の世界にどっぷりと入り込んでしまい現実と空想の区別がつかなくなってしまっています。
恐怖に震えながら、ちょっとした外出でさえもためらってしまうほど不安に怯えています。

振り解こうとしてもその悲惨な想像は、単に私が作っただけの空想の世界で起きたことではなく現実に起きた出来事そのものであり、ここでそれが起きたらそのままそうなるであろうことは簡単に予測できてしまいます。
考えすぎとか心配しすぎとか、いろいろ思って自分をなだめていますがどうもそこから抜け出せず、もうずいぶん長いことこんな思いを抱えながら暮らしています。

どうかあんなことはもう二度と起きませんように。
ちょっとぐらいの地震なら我慢するから、大切な人同士が離れてしまうような大変なことがもう起きませんように。

まぁちゃんといろんな話をした後、みんながいっぺんに入れる大きなケージを探しにホームセンターに寄りました。
4匹もいるので大型犬用のキャリーケースも見たのですが、入れはしますが全く身動きとれなさそうなのでそれは無理でした。
犬でしたら首輪とリードを付けた状態で散歩しながらトイレをしてもらえたりしますが、猫はそうはいかないのでケージの中にせめてトイレは置けるようにと犬用のサークルを選びました。

この大きさでもごはんとお水と小さめのトイレを入れたら4匹ぎゅうぎゅうです。
持ち運びはできませんが、動物と暮らし始めた時点で倒壊しない限りギリギリまで自宅待機するしかない覚悟をしているので、避難所に持ち込むことは考えずにこれを選びました。
最初は押入れの下段に入るものを探していましたが、この高さの方ならば使っていなかったダイニングテーブルの下にもすっぽり収まりました。
これを使う日がこないことを祈っています。

ベランダに落ちた1枚の枯葉が風に揺れるのを、尻尾をぶんぶん振りながらガラス越しに追っているちょびちゃんの平和も、これからもずっと続きますように。