猫と暮らしと

4匹の猫とのんびり暮らし

旅をしたまぁちゃん

まぁちゃんは尋常ではないほど人見知りが酷く、他に誰も触れないほどでした。
普段本当におとなしい子なのに手を触れようとした途端に凶暴になります。
だから撫でたり抱っこしたり出来たのは私だけだったので、またそれがかわいいところでした。

私が東京から大阪のしろさんの所へ移り居候していた時、まぁちゃんは真冬の寒い中誰もいない実家の私の部屋で、いくら呼んでも私の掛け布団の上でしかガンとして寝なかったそうです。
それを聞いて迎えに行った私。
まぁちゃんは『のぞみ』に乗り大阪へ来ました。
その時の切符もちゃんとあります。(手荷物切符 東京−新大阪160円)
それから転勤で広島へ。また新幹線。まぁちゃんは旅をしました。私と一緒に。

頑固で絶対に懐かない猫だったけど、しろさんの忍耐と努力の賜物でやっとくっつけるようになってました。
それでも1番はいつも私だったことが嬉しかった。
なのに私はまぁちゃんを置いていってしまったけど、こんなに長い間ひとりの人をただまっすぐ想って、信じるっていうのはすごい。
尊敬と感謝の気持ちでいっぱいです。