猫と暮らしと

4匹の猫とのんびり暮らし

猫のダイエットに挑戦。フードの適正量計算と食器も大事だったこと

猫たちのダイエットに挑戦することにしました。
動物病院の先生から、この体重を維持してねと言っていただいているのはぽっちだけ。
あとの3匹はみんな落とさなければなりません。
以前からやらねばと思っていましたが、多頭飼いの食事管理は難しそうだとか、特にちょびとびっけは保護した時にガリガリだったためひもじい思いをさせたらかわいそうだとか、理由ばかり考えて先延ばしにしていました。

猫も人間と同じで、糖尿病や心臓病、関節疾患など肥満の抱えるリスクはとても大きいそうで、やはり元気で長生きしてほしい。長期にわたり治療を受けなければならないストレスも出来るだけ避けてあげたい。そう思い、取り組むことにしました。


翔ちゃん 6kg→5.5kg
ぽっち 3.9Kg→3.2kg
ちょび 5.02Kg→4kg
びっけ 7.79kg→6.6kg

左側が現在の体重で、右側が理想体重といわれる1歳になった頃の体重です。
ただ、びっけは1歳ですでに重すぎます。
オスなので身体は大きめではありますが、骨太でがっしりタイプの翔ちゃんよりもやや小柄なのでせめて翔ちゃん位の体重でなければならないところ、去勢手術後にたくさん食べるようになり、みるみる重くなりました。

猫の肥満度チェックで、BCS(ボディコンディションスコア)という、獣医師さんが判断に使う指標があるそうです。
肋骨の辺りを触ってみて、骨に触れるか、脂肪に覆われ触ることが難しいか。
立った状態で体型を真上から見た時、適度なくびれがあるか、くびれがないか。
などを見て、肥満度を判定します。
BCSを1~5までの数値で評価し、1が痩せすぎ、3が標準体重、5が肥満です。
たくさん調べましたが、こちらのネコペディアさんのサイトがわかりやすくて参考にさせていただきました。


BCS基準に当てはめ、目標体重を計算してみました。
 *現在の体重÷BCSの%値=目標体重

翔ちゃん BCS4(1.15%) 目標体重5.7kg
ぽっち BCS3(100%) 3.9kgを維持
ちょび BCS4(1.15%) 目標体重4.35kg
びっけ BCS5(1.25%) 目標体重6.2kg

次に、目標体重を目指すために目標カロリー接種量とフードの量を計算します。
 *目標カロリー摂取量は、理想体重×35~40kcal(1日あたり)とのこと。

  1. 目標体重×35=1日の摂取カロリー
  2. 1日の摂取カロリー÷食べているフードの表示カロリー×100=1日のフード量
    *食べているキャットフード(アズミラ)の表示カロリーは342kcalです。

翔ちゃん 5.7kg×35=200kcal 200kcal÷342kcal×100=58g
ぽっち 3.9kg×35=137kcal 137kcal÷342kcal×100=40g
ちょび 4.35kg×35=152kcal 152kcal÷342kcal×100=44g
びっけ 6.2kg×35=217kcal 217kcal÷342kcal×100=63g

目標体重にむけたそれぞれの必要なカロリーとフードの量がこれでわかりました。
しかし実践していくには私も猫たちもこれまでの習慣を改めなければなりません。

良くない習慣ではありますが、フードはひとつのお皿で用意し、それぞれが食べたいときに食べに来て、フードがなくなれば足していました。
誰がどれくらい食べているのか把握出来ないことはわかっていましたが、それでも置き餌にしていたのは前述した理由の他に、朝にごはんの用意をするとすぐ食べにくる子もいれば、周りに誰もいなくなるのをひたすらにずっと待ってからそっと一粒づつ食べる子もいて、その性格上の違いもあってそのようにしていました。

今朝からフードの量を計り、それぞれ別のお皿に入れて出してみることにしました。
しかしそれがいきなり失敗しました・・。

いつものフードのお皿はヘルスウォーター フードボウル Mなのですが4枚持っていないことと、各猫の1日の適正フード量を数回に分けてあげようとすると1回量はかなり少なくなるため、4枚揃っているかつおぶしのお皿にそれぞれ入れて出しました。
しかし猫たちは完全にかつおぶしだと思ったらしく、中身が普通のごはんだったことに相当な衝撃を受けた様子で朝ごはんを誰も全く食べないという事態になりました。

かつおぶしを乗せるお皿は直径10㎝ほどの豆皿で、夜しろさんが帰宅してから各猫にごく少量のかつおぶしをあげています。
人間の食事の用意で食器棚からお皿を出しても全く無反応なのに、この豆皿の音だけはきっちり聞き分けていて、どこにいても飛んできます。
今日は朝からかつおぶしだと信じてしまったのかもしれません。
申し訳ないことをしました。

ブログを遡ってみたら、ちょびがうちに来た2か月後(生後3か月ほど)の2012年12月にはもうフードは現在のお皿で、かつおぶしのお皿もこの頃から使っています。
びっけは最初からこれでした。
もうしっかりインプットされているんですね。
もともと食器類はわずかしか持っておらず、今回代用できるお皿が他になかったため使用しましたが、信じていたものを裏切ってしまったようで大変に心苦しい一日になりました。

午後にペットショップ、ホームセンターや100均などを回ってみましたが、ちょうどいい大きさで猫の食べやすい深さという希望に近い食器で4枚揃うものが見つからず、フードを注文するのと一緒にお皿も頼みました。
明日の午前中に届くので、きっと明日はわくわく→がっかりをさせなくて済むのではないかと思っています。

ダイエットは数ヶ月から1年ほどかけてゆっくり行うものだとのこと。
長い間の習慣もあり、慣れていくにはずいぶん時間が必要だと思いますが、ストレスにならない範囲でじっくり取り組んでいきたいと思っています。
急に制限するのではなく、まずは各猫が一日に食べているペースと量を把握するところから始めるつもりです。

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