猫と暮らしと

4匹の猫とのんびり暮らし

猫の防災用品 災害の備蓄を考える。

 3.11 東日本大震災の日を前に、猫用品の備蓄について考えてみました。
以前記事にした時の備えにプラスして今回さらに追加し見直したものもあります。
この記事はびっけが来る前に書いたものでした。


災害時、人間の救援物資が届くのにも時間がかかることが予想される中、ペット用品はもっと後になると思われます。
我が家では4匹いることもあり、建物の倒壊や立入禁止にならなければ自宅で過ごそうと考えています。

 

洗濯ネット

猫に入ってもらう洗濯用ネットは、以前用意していたものから買い替えることにしました。
大きな翔ちゃん用にと別に特大サイズの洗濯ネットを用意していましたが、とっさの時に同じような洗濯ネットの中から大きさを判別してそれぞれを入れることは困難であろうと考え、全て同じ大きさで、かつ丈夫なものを探しました。
自宅で過ごすことを考えていますが、もしもけがをしてしまった場合に興奮状態の猫をすみやかに安全に確保し病院へ連れて行くにはやはりネットは必要だと思いました。

これを4枚購入しました。
身体の大きい翔ちゃんでも十分な大きさで、とても丈夫に出来ています。

首輪・リード

以前の記事で保留になっていた首輪とリードも用意しました。
いつも手作り首輪を購入している、猫の首輪と雑貨のお店Lapinさんで、通常品の引っかかると外れるバックルから外れにくいバックルに変更し4匹分作っていただきました。
首輪にはそれぞれの名前と私の電話番号が入っています。
リードはホームセンターで、耐荷重をよく確認し4本購入しました。

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フード

キャットフードは、現在4キロ袋を約2週間程で食べています。
ストックを常に2袋置き、3袋目の封を切ったら追加で注文しています。
古い方から消費していくローリングストック法で1ヶ月分の2袋は備蓄しています。
そのスタイルにしてしばらく経つのですが、果たして有事にストックが1か月分で間に合うのか不安を感じており、見直そうかと考えています。
先週届いたフードの賞味期限が7月だったので、ストックをもう一袋増やし、3袋のストックで4袋目を開けたら注文・・にしても大丈夫そうです。

トイレ砂

トイレ砂はいつも1袋8L×6袋の1ケースで購入しています。
災害用として別に1ケースを箱のまま保管しています。
普段は残りが3袋ほどになったら1ケースを注文するようにしており、だいたい1か月に1回のペースで購入しています。

愛用している猫砂もそうなのですが、日本の紙製品は(トイレットペーパーやティッシュなども)70%が静岡県で製造されているそうです。
予測されている南海トラフ地震などが起きてしまうと、日本中で紙製品が大変に不足し深刻な事態になると予想されており、確保するのは困難になるかもしれません。

猫砂は人間の簡易トイレとしても使用することが可能で、自宅避難中トイレが使えない状態になっても代用でき、とても助かる備蓄です。
人と共同で使用することを想定すると、災害用にもう1ケース追加でストックしようかと考えています。

お水

水道が使えないことを考え、猫も飲めるお水を探しました。
硬水は猫にあげてはいけないんだそうです。
硬水のカルシウムとマグネシウム、特にマグネシウムの量がストルバイト結石などの尿管結石症の原因になるからとのこと。
軟水(0~60)でないといけないんですね。
日本の水道水の硬度の平均は50mg/L、広島県の平均は約28.8mg/L だそうです。

ローリングストックも考え、市販の出来るだけ手に入りやすいものの中から安心な軟水はないかと探し、「南アルプスの天然水」を備蓄することにしました。
こちらは硬度およそ30。ペット用の天然水と同じ位です。
人間用と共用で現在2ケース備蓄していますが、人間だけでも1日一人あたり3Lの水が必要とされていることを考えると、3日分ほどにしかならないことになります。
行政では水や食料の備蓄を一週間分と勧めていることもあり、もう2箱程追加した方がいいかもしれません。

 

備えすぎるのもよくないけれど、出来るだけ普段に近い生活をさせてあげることを考えると、今用意していた量ではギリギリの最低限だったかもしれません。
余震の続く中、猫たちを家において数時間並んで給水を待つことはきっと気が気じゃないと思うので、もう少しだけ余裕を持とうかとも思います。

2016年10月に起きた鳥取中部地震の時、猫たちはパニック状態で家中をバラバラに走り回り、大変な逃げようでした。
その後のわずかに感じる余震にも怯えていました。
必ず来るとされる南海トラフ地震。私の住む街の予測震度は6弱だそうです。
猫たちを守れるでしょうか。
不安ですが、まずは出来ることから。

地震発生時に四方八方へ逃げ回る猫たちの上に家財道具が倒れて下敷きになってはならないと、先日冷蔵庫固定ベルトを使って冷蔵庫を壁に固定しました。
人一倍震災を怖がっているくせに冷蔵庫は後回しになっており、今頃になって設置しました。
すでに電子レンジなどは足を粘着ジェルマットで固定し、食器棚は家具転倒防止用の「ふんばる君」を家具下に設置、テレビはテレビ台にベルトで固定し、テレビ台には「ふんばる君」を設置し対策をしています。

家具家電品などは市販の物を利用して固定を進めてきましたが、震度7にもなるとテレビやレンジが飛ぶのだそうです。
市販の対策グッズの効果を確かめるのは難しいけれど、自分たちの命を守るため、小さな命を守るため、常に見直しながら対策を進めたいと思います。 

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