猫と暮らしと

4匹の猫とのんびり暮らし

きれいな収納が苦手な原因と、利き脳のタイプ

2年前の引っ越しの際は時間的にあまり余裕がなく、それまでのものをほとんどそのまま持ってきました。
溜め込んでいたものがあまりにもたくさんありました。
15年前にマンションを買った当時のインテリア雑誌までとってありました。

今度のマンションに来てみると、収納の使い勝手が全く違いました。
キッチンはこれまでの開き戸から引き出しになり、上部の吊戸棚は無くなりました。
洗面所も開き戸のみだったのが引き出しがついていました。
クローゼットはひとつがウォークインになっていました。
壁一面の造り付け収納が以前はありましたがまるごとなくなりました。
家全体の面積は狭くなり、雑多なものを収納するための場所も無くなり、代わりに標準的に「付いている収納」がいまどきのタイプになっていました。
これまで使用していた収納グッズが使えなくなります。
これは本当に困りました。

 


引越しの荷物が全く片付かず、というよりもどうやってその収納を使いこなしたらいいのか全くわからず何もできなくなってしまい、他の方の書いていらっしゃるブログの収納の記事をむさぼるように読み進めました。
まずはキッチン収納。引き出し式の収納にフライパンやお鍋をしまいたい。
記事を読んで、これだ!これがあればいいんだ!とすぐに買いに行ったのが立ててしまえるフライパン収納。ホームセンターにしろさんと買いに行きました。
一番最初に買ったものがそれでした。


途方に暮れ、全く手を付けられずにいたキッチンの収納が、そこから始めることができました。
鍋類はシンク下と決め、いつも使うものから順にはめ込んでいきました。
コンロ下には調味料やストック食材など。

しかしそれまでキッチンには、吊戸棚がありました。
今はそれがなく、さらにビルトイン食洗機があるため、キッチンの収納も少なくなっています。
これまで入れていたものをずいぶん減らさないと収まらないことがわかりました。

気に入って買っておいたグラスやカップ、勤めていた頃一時的に作っていたお弁当用品、タッパー、数えるほどしか使ったことのない鍋など、使っていないものを大量に吊戸棚に押し込めていました。
それらをしまう場所が今度はありません。
モノを整理しなくては。
キッチンだけではありません。他の場所も溢れています。

「モノを収納するために、収納するためのモノを買う。」
私はこのループにはまってしまいました。
収納用品をずいぶんたくさん買いました。
入れる物を決めてから買うのではなく、だいたいこのくらいあるんだからこのくらい必要だよねっていう買い方をしていました。

おしゃれに収納しているブロガーさんたちは、物を買うとそれを収納するための物を用意していました。
例えば、引き出しの中にはさみとホッチキス。そのはさみとホッチキスを仕切って入れるためにトレーを買う、さらにその置き場を間違わないようラベルを作って貼る、という具合に。
引き出しを開けるとお店のディスプレイのようにきれいだし、一目で何があるかわかるし取り出しやすそうです。でも、その分またひとつモノが増えています。お金もかかっています。
おしゃれな収納を真似るには金銭的な負担と空間的な余裕と精神的な細やかさがないとだめだということが、途中まで挑戦してみてわかりました。

その頃、ベストセラーになっていたこんまりさんの「人生がときめく片づけの魔法」に出会いました。
片づけに対し、本気で取り組むのは初めてでしたので真剣に読みました。

非常に読みやすく、語りかけるような口調ですっと入ってきました。
気負わなくても、収納できずにいるモノの山の中で泣きそうになっていても、ひとつひとつを確かめながらやっていけばいいんだと思わせてくれる本でした。
本はたくさん読みますが、読み返したり残しておきたいと思える本はそれほど多くはなく、でもこれは今でも何度も読み返しており、大切に残してあります。

こんまりさんの本には、今持っている物を全て出し、選別し、残すものをしっかり決めてから収納について考えるように書いてありました。
私は逆でした。先に選別もせず今あるものをなんとか収納するために収納するケースを大量に買い、更に部屋が狭くなっていました。
こんまりさん方式で物を減らすことに少しづつ成功していったら、既に買っておいた収納用品が余ってしまいました。
またそこでそれをどうしようかと考えることになります。
お金も無駄にしています。

この地域はごみを捨てるのも簡単ではなく、大型収納ケースだけではなく、100均のプラ製の小さな小物でも歯ブラシ1本でも硬質プラスチック製品は全て粗大ごみになります。粗大ごみの収集は年に2回しかありません。
便利そうだからとか、このくらいだろうとアタリをつけて買い物をしてしまって失敗すると、捨てるまでに半年間家の中に置いておくことになります。
買い方や考え方を変えなければならないと、片づけをしながら同時に思うようになりました。

最近、利き脳と片づけについて興味深い記事を読みました。
利き脳が右脳か左脳かによってタイプが全然違うのだそうです。
前述したおしゃれな収納で、はさみははさみでトレーに入れラベルを作るような細かく区切って仕切る収納方法は左脳タイプが得意としているそうでした。
それが苦手だった私は、タイプをチェックしてみるとどっぷりと右脳タイプでした。

手の指を交差しながら左右の手を組んだ時、手前にくる親指が右手ならば右脳タイプ。
左手の親指ならば左脳タイプなんだそうです。

右脳タイプは、直感型で、一気に物事を進めたり、見える範囲に物を置こうとするなど元に戻すことが苦手、ざっくりの収納が向いているんだそうです。
左脳タイプは、コツコツ型で、計画的に物事を進め、きちんと定位置に物を戻すことが得意で、分類して整然と管理する収納が向いているんだそうです。

どうしてきれいに収納している方のようにできないんだろうと悩んだ時期もありましたが、これはこれで仕方がない、ざっくりでいいんだと納得することが出来ました。
ざっくりなりのきれいさもきっとあるはず。

きれいなざっくりを目指しながら丁寧に物を減らしていく挑戦をすることにしました。
まずはこれ以上増やさないこと。
ごみを捨てることが簡単ではないので、吟味しなければなりません。
今度は進めている断捨離と、試行錯誤の収納について書いてみたいと思います。

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