猫と暮らしと

4匹の猫とのんびり暮らし

脊柱管狭窄症と半月板損傷の痛みは気の持ちよう?

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今朝は全員が私の布団の上で寝ていました。重くて動けなくて。でも幸せな目覚めです。

2010年12月に、脊柱管狭窄症と半月板損傷が診断されました。
それからもう3年間通院しリハビリを続けています。
その後も定期的にMRIで状態を見ていますが、やはり少しずつ悪化してきていると先日主治医から言われていました。

昨日のリハビリで担当してくださっている理学療法士の先生から最初に「今日はどうですか?と」聞かれたので、「今日は腰もさることながら膝がとても痛く、座って伸ばしている状態でも常にズキズキするし、歩くと痛みでがくっとなるのでまた杖に頼らなければ歩行が難しくなりそうなくらいなんです」と伝えました。
膝を重点的に施術してもらいながら先生が話し始めた言葉に、私は驚いてしまいました。

先生はおもむろにいきなり、「メンタルの弱い患者さんは痛みが少しでもあるとそれほど悪い状態では無くても不安でいっぱいになって全ての考えがそこにしか行かなくなってしまい、それほど悪い状態では無くても痛みを大きく訴え続けるんだよね」と強い口調でおっしゃいました。

「本当に痛いんです」とは言えたもののそれをなお覆すように、「痛みを感じるのは脳がその指令を出しているからなんだけど、そういう患者さんはわずかな痛みでも脳が過剰反応し何ともなくても痛いと言うから、要するに気の持ちようなだけだ。」とおっしゃいました。

え?気の持ちよう??
気の持ちようじゃ無くて実際本当に損傷しているし更にそこは悪化しているわけだし、これはそうとう痛いはずだと主治医は画像を見ながらおっしゃっていたし、大丈夫大丈夫と手でさすりながら言い聞かせても痺れが出てくるまでになっていたんだけどなぁ。

理学療法士の先生のおっしゃるように、もしかしたらそのような患者さんも中にはいらっしゃるのかもしれません。
でも、痛いと訴えることが甘えなんじゃないか、言ったら迷惑を掛けるんじゃないかなどの考えが先に来て、本当の状態を伝えることの方が困難な方は私以外にも多くいらっしゃるのではないでしょうか。

病院に行くという事は、支度をし家を出て身体が痛くてもその場まで歩き、多くの人がいる中で待ち時間を待ち、大変労力が要るしお金もかかります。
なるべくなら行かずに済むよう、教えていただいていた家で出来るストレッチで私は毎日欠かさずケアしながら過ごしておりましたが、そうやってどうにかやりすごしておられる方もきっと大勢いらっしゃるのではないかと思っています。

初診時と、10月に腰の激痛で車椅子で運ばれた時、今回のように歩くことも辛くなって初めて、やっと恐る恐る痛いと言葉に出来たぐらいで、あっさり「痛い」とか「辛い」とか言えるならどんなに楽かと思いますが、私にはそれがとても難しいのです。
察してくださり「痛みを感じている時はすぐに痛いと言うようにしようね、言っていいんだよ」と以前おっしゃってくださった主治医の言葉には涙が出ましたが、それでもやはり今もまだ余程じゃないと伝えることが出来ずにいます。

結局理学療法士の先生は昨日は終始そんなことばかりを繰り返し話しておられましたが、私の事を、そして心の病の患者さんの事をそんなふうに思いながら普段からたくさんの患者さんと接していたのかと愕然としました。

先生は「心の病の患者さんはこっちに丸投げで自分では何もしない。週に1、2回で1回たった20分のリハビリなのに、残りの自分の時間に何もせず痛いと訴えてくるばかりだ」とおっしゃっていました。
私はこれまでずっと言われる通り指導内容は守り、週1回の通院までは家で毎日習ったストレッチを欠かさずやっていることも再度伝えましたが、どうやらもう先生の頭の中には他はもう受け付けないようでした。

これまでは、最初に必ず聞かれる「調子はどうですか?」の時に症状を一言二言伝える程度で、その後の施術中は終始先生の雑談の聞き役に徹してきていました。
先生に対し無理難題や我儘を言ったことなどなく特に昨日も行っていきなりだったので私が気分を損ねるような悪い事を言った覚えがどう思い返しても無いので困惑しています。
主治医はとても信頼出来る素晴らしい方なので病院は変わりたくないし・・。

今後どうしようかと考えています。
年内最後の通院だったのに、後を引きずるなんだかとても残念な一日になってしまいました。