猫と暮らしと

4匹の猫とのんびり暮らし

ちょびの毛の生え換わりと、ちょびとの出会い

ちょびが生まれて8カ月が経とうとしています。
子猫のうちは毛の生え換わりが無く、夏や冬の季節になると初めての生え換わりの時期が来るんだそうです。
ちょびもまさに今その時期を迎えました。

しかしブラシをとても嫌がります。
翔ちゃんもぽっちもブラシを見ただけで走って寄って来てゴロゴロ言いながらされるがままになっていますが、ちょびはブラシに猫パンチを繰り出しています。
このラバーブラシが嫌なのかな・・。
ステンレスのブラシでも試してみましたが、それも嫌がっています。

ちょび自身抜け毛が気になるのか身体を最近よく舐めているのできちんと毛を取ってあげたいのですが、別のブラシを探してみるしかないようです。
翔ちゃんとぽっちはブラッシングをまめにしていても毛玉をよく吐くし、先日の検便でも毛が大量に含まれていると先生が仰っていたので気をつけてあげたいです。
ちょびはまだ一度も吐いたことがないので、おなかに溜まってしまっていては大変なことになります。ちょびの気に入ってくれるブラシはあるかな。

ぽっちや翔ちゃんももちろんですが、ちょびにはとても助けられています。
この子は他の子と違って人が見えなくなるとすぐに探しに来るし何をするにも近くで見ているのが好きなようなので、いつもそばにいてくれます。

ちょびとの出会いは、ちょびのがんばりのおかげでした。
しろさんがまだ就業時間中だった1630頃から猫の鳴き声が聞こえ始め、社員のみなさんが「猫が泣いてるね」と言っていたそうです。
それがずっと聞こえ続け、しろさんが仕事を終えたのは1930過ぎ。
そして声のする方へ歩いていくと、側溝の中にちっちゃくうずくまって鳴くちょびを見つけたんだそうです。

ちょびは小さな小さな身体で3時間もの間精一杯の大声で鳴き続けました。
もしちょびが諦めてしまっていたら、力尽きてしまっていたら、私はちょびに会えませんでした。
そしてちょびが差し出したしろさんの手を、小さく威嚇しながらも拒むことなく受け入れて抱かれてくれていなかったら、もしそこで自力で逃げてしまったら、もう真っ暗闇の中追う事は出来なかったはずだから、ちょびと私は出会えなかったと思います。

生きようと頑張っていたちょび。
こんなに小さな体でちょびはまっすぐ生きることしか考えていなかったんだと思うと、この子と少しづつ進んでみようかと思えるようになりました。
突然の、偶然の出会いだったけれど、私にとってこんなにも大きなかけがえのないものになるとその時は思いもしなかったけれど、これから先も大切に毎日を過ごしていきたいと思っています。