猫と暮らしと

4匹の猫とのんびり暮らし

阪神淡路大震災の日

今日は「阪神淡路大震災」の起きた日でした。
私にとっても他人事ではない出来事でした。
私は東京で一人暮らし、しろさんは大阪で一人暮らし。

いつものように会社に行く用意をしながらテレビをつけたら、朝から映画かと、チャンネルを間違えたのかと思いました。
目に飛び込んできたのは阪神高速が倒れているのと黒い何本もの煙。
それが関西で起きていることだとわかったのはしばらくしてからのことでした。

しろさんにすぐ電話をしましたが全く繋がりません。何度かけても繋がりません。
その間の恐怖。それでもなお映し出される光景。震えが止まりませんでした。
幸い1度だけ繋がったので安否を確認して会社へ向かいました。

会社のある銀座線「外苑前」駅では号外が配られており、それを受け取って会社へ。
会社は官公庁や公共交通機関が取引先で災害関連の製品も扱っており1日中テレビはつけっぱなしだったため、明確になってくる状況は把握できていました。
支援のため、出荷依頼の電話が鳴りっぱなしだったことを覚えています。
東京からトラックに載せても被災地までとてもたどり着けません。
そんな状況が1週間くらい続いていました。

私は2月半ばで会社を辞め、そのまましろさんのいる大阪に移りました。
地震の起きる直前の冬休み、私は大阪に行っていました。神戸にも足を延ばしていました。
大阪に移ってすぐに神戸に連れて行ってもらいましたが、そこは一か月前とは全くの別世界でした。
道も、歩くところがないほどあちこちが陥没したり壊れていて、どの店も開いていませんでした。
テレビで見るのとは違い、本当に現実を見た気がして涙が止まりませんでした。

何年経った今も、毎年特集される「阪神淡路大震災」は必ず観ます。涙が出ます。
どうかこんな大きな災害がもう起きる事がありませんように。
心から願っています。