猫と暮らしと

4匹の猫とのんびり暮らし

いつもどおり

まぁちゃんの体力が落ちていくのを都度に実感しながらも、表に出さないようにしていました。まぁちゃんに悟られないようにするために。
いつも通りなにも起きてないふりをしながら私が過ごしていた方が、まぁちゃんに悟られなくて済むんじゃないかと。
起き上がれなくてうるうるしてても私は騒がず、そっとそばにいって普通に抱き上げていました。
決して心中はざわざわなのを見せません。
ばれたら、あれ?もうダメなの?って思われちゃうんじゃないかと思うから。

眠っていてもしょっちゅう起こして、大丈夫?と確認したくてもそっと撫でるだけ。
お腹の上下を見て私はこっそり安心するだけ。
なにごともありませんよーと接することに徹底していました。
それは遺骨を拾っている時も同じ。足の指のちーっちゃい骨を見つけてはかわいいねぇと話しかけていました。

納めきった後、ご住職さまとお話する時間をいただきまぁちゃんと一緒に聞きました。
骨壺袋の名前を書くところもお願いして書いていただきました。
人間だったら位牌とか書いていただく代わりになるかと。
まぁちゃんの横に添えたお地蔵さんの絵はそのご住職さまの手描きです。
そしてにこにこお礼をいって帰ってきました。
それは気丈でもなんでもなく、ただひたすらにまぁちゃんに感じとられたくなかったからです。
いつもどおりだよ 怖くないよって思っててほしかったんです。